会長挨拶

就任挨拶

５月17日の第20回理事会にて代表理事会長に選定を賜りました岩本です。就任にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。

会員の皆様にはコロナ禍の中、難しい事業運営を強いられ大変お疲れ様です。そのような中、当会活動にご理解を頂き、多大なるご支援とご協力を頂いておりますことに感謝申し上げます。

さて、日本の鋳鍛鋼はおおむねこの半世紀、技術技能で高品質を差別化にして発展してきましたが、鋳鍛鋼品がコモディティ化して一層グローバルな競争にさらされ、ビジネスが厳しさを増しているというのが会員皆様の共通の課題認識かと思います。そのような中、私たちを取り巻くビジネスの環境は現下のコロナ禍と気候変動問題により大きな転換点にあります。デジタル化・ＤＸと脱炭素化にどう向き合っていくべきかが会員皆様が経営課題と捉え、何もしないことのリスクを感じていると思います。しかし、とても一企業では対応できない問題も多くありますので業界としての取り組みを議論していければと思っております。

微力ではありますが日本の鋳鍛鋼の発展に少しでも貢献できますよう取り組んで参りますので、引き続きご支援とご指導、ご協力をお願いしてご挨拶とさせていただきます。

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会会長　岩本 隆志（株式会社日本製鋼所　取締役常務執行役員）